通勤や週末のソロライドに、どこか物足りなさを感じていた。SNSで見かけた「初心者歓迎ツーリング」の告知を、何度も開いて閉じた。勇気を出した朝、集合場所にはすでに十台ほどのバイクが並び、ライダーたちが談笑していた。
速さより、並んで走る安心感が残った。
ペースは驚くほど優しかった。整備の話、おすすめのルート、次のイベントの噂。Brutale 1000 RRの排気音に慣れながらも、並走する喜びを知った。帰り道、自分でも企画してみたいと思っていた。コミュニティは、特別な人が作るものではない。一歩踏み出した人が、次の誰かの入り口になる。
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